スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ノルウェイの森


私の住む街で開催される国際映画祭で、毎年最低一本は日本映画を見ることにしてますが、今年は「ノルウェイの森」

村上作品に接するといつもそうですが、心の奥底に潜んでいる生の感情を揺さぶられる。


この映画を見ている間中、若者たちの心の痛みが自分にもじわじわ染み込んできて胸が痛くてしょうがなかった。
心に何か、小さなかすり傷をつけられるというか、日常では思い出せない感情のねじを緩められる、そんな映画です。何度も喉が熱くなって、涙がこぼれて困りました。

見終わったあとも旦那とこの痛みや主人公たちのことやら延々と語りあうことになりました。
じーんと心に残った感情を語り合える映画ってそうそうない。特にハリウッドの多くの薄っぺらの映画なんて。
こういうのを自分の中ではいい映画の基準にしてます。

原作と映画のギャップには最近不満だらけだったけれど、これはそんな不安をうまく裏切ってくれたかな。
菊池凛子の演じる直子は少~しだけイメージ違ったけれど、でも精神を少しずつ病んでく演技は迫真でした。
時代にあわせたファッションやセットもよく出来ていて、景色は美しく、視覚とともに感情にすごく訴えてくる映画です。
小説でもふんだんに出てくる性描写は、この若者たちのストーリーにかかせない部分だから、しっかり盛り込まれてました。会場内からもれる失笑?(特におばさんたちの「まーハレンチな!」的)に冷や冷やしましたが、どう受け止めるかは人それぞれだし私が心配する必要ないか。

村上春樹は大学の頃からずっと好きで、自分の学生時代以来は出版されてるものはほとんど出版と同時に読んでます。でも作品の感想を書こうと思うとなぜかとっても難しい。他人の解説を読んだり、内容を変に読み解こうとしているのを読むと、妙にしらけてしまう。小説を読んで感じたことはパーソナルなもので自分で感じて、そっとしまっておきたい感じがするからかな。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Hazel

  • Author:Hazel
  • カナダ発 気ままな読書日記です。
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
リンク
月別アーカイブ
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。