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Wuthering Heights 読んだけど・・・(消化不良気味?)

0141439556Wuthering Heights (Penguin Classics)
Pauline Nestor Pauline Nestor Lucasta Miller
Penguin Classics 2002-12-31

by G-Tools


時間がたてば上手く感想がまとまるかと思いきや、かえって読んだ記憶が薄まるばかりなので思ったことを少しだけ。
最後まで読みきってまず印象に残ったのが小説のよく出来た構成。
ヒースクリフが持ち主となっている屋敷を借りたロックウッド氏が、Wuthering Heightsに足止めされやむなく一夜を過ごす晩、不可解な現象が起こります。
そこからWuthering Heights, ヒースクリフに興味を持ち、以前そこで働いていたという使用人のネリーに頼み過去を語ってもらうという設定。
ですからメインの主人公キャサリンもヒースクリフもあくまでネリーの、時にはネガティブな意見も混じっているかもしれない見地からの物語りになるわけで。
現代から過去へのフラッシュバック、現代に引き戻され、そしてうまく時代が流れまた現代へとつながります。登場人物のつながりが近くてややこしくて、途中何度も家計図を見直しました。

前半はとにかく、キャサリンとヒースクリフの性格に少々うんざり気味。お互いを深く愛しているのは分かるけど、なんとかならんのかこの人たち、と。(ごめんなさい、でも本当にそう思った)
キャサリンは社会規範におされ裕福な相手と結婚、きっと当時の状況を考えれば仕方なかったのでしょうし、それは同情できる。そしてヒースクリフは深く傷つきます。その気持ちも察することができる。

しかしこの日は僕と過ごした日で、この日はヤツと過ごした日でとカレンダーに記録され見せるのはちょっと恐かった。かなり執着心の強い、妬み深~い性格。
おまけにキャサリンの旦那と次の世代まで復讐しようなんて信じられないコイツ!と旦那に話してたら
「分かるよ、分かる (I totally understand him)」 と言うではありませんか!はあぁ???

旦那によると、虐げられ、ひどい目にあってそりゃ復讐心を持つのは当たり前だ、という話からそれが西洋文化の感覚だとまで言われ心底驚きました。本当に~??あなただけじゃないの~??他の誰かにも聞きたい。
そういえば、過去にも「カルメン」やら「蝶々夫人」のオペラを見るたび、まったく感想が違った私たち。旦那はキャラクターに完全に同情しきってるのに、私は「バッカじゃないの~」と・・・。それで「全く分かってない・・ハア(ため息)」っていっつも言われていたし・・。
もしかして、日本人には理解できないものがあるのでしょうか。それとも私がどっか感情欠落してるのかな~。なんだかその会話以来、悶々としています。
これでは英語以前の問題です。前提の文化が違っては登場人物のことを理解できないではありませんか・・困った。

とにかく、途中までは壮絶な二人の愛情・愛憎劇で希望も何もない気がしてくるのですが、次の世代が出てきて最終的に過去が清算されるというか、明るい兆しをもって幕を閉じてくれるで結局のところ読後感はよかったです。
この理解できなさ、不可解さが良いのでしょうか。分からないものを分かろうとしてまた読んじゃうのかな。遠い昔に翻訳読んだときも、同じような感想だったかな。なんだかよく分からないけどすごいものを読んだ、みたいな。

30歳と言う若さでこの世を去ったEmily Bronte
出版当時は作品の評価は全くよくなく、批評家たちに注目されたのは20世紀に入ってからのようです。

う~ん、でもやっぱお姉さんのCharlotteのJane Eyreの方が好きです・・・。
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No title

おはようございます。 6月も下旬に突入、夏ですねぇ。
嵐が丘をほったらかしにしていて、ちょっとごご無沙汰してました。

私は10章ぐらいまで聴いたのですが、どうしても気持ちが乗らなくて(登場人物が好きになれない・・・)。 来週電車でスコットランドに行くので、イングランドを北上する風景でも見ながらもう一度続きを聴いてみて、それでもだめだったら、あきらめよう、と思っていました。
私が図書館から借りているのはPuffin Classics(Puffin?! ペンギンじゃないんですよ!)なんですが、その背表紙にOne of the most haunting and atmospheric love stories ever writtenと書いてあって、ふ~ん、そういう読み方をするのか、納得しました。 なんとなくHezelさんの感想を読ませていただいて、なるほどなぁ、と思いました。 私もこの本一冊だけを書いて、未婚で30前になくなったEmilyという女性にとても驚きつつ、どういう姉妹だったのだろう、と改めて興味をそそられます!

Dillさん

おはようございます。
カナダはなんだかすっきりしないお天気が続いてますよ~。今日もせっかくの土曜日なのに一日雨時々雷予報です。せいぜい19度くらいにしか上がりません。
Dillさんも登場人物が好きになれないと聞いて、ちょっと安心しました。ここまで共感できないのも珍しいと思いつつ、でもそれは使用人ネリーの口を通して話を聞くからかな?とちょっと思ったりしました。本人たちに話し聞くとまた違うとか(笑)
One of the most haunting and atmospheric love stories ever written
うーんこう言われちゃうとやっぱり「文化の違い」説を取り上げたくなります・・
でも北イングランドへご旅行中なら雰囲気で読めるかもしれないですね!
次の世代に入れば面白くなりましたよ!

そうです、ますますBronte姉妹に興味そそられますね~!

No title

英米古典読書プロジェクト、私もささやかながら参加させてもらってます!
Wuthering Heightsに関しての感想は、まったく同感!まだ途中だけれど、共感すべき登場人物が、いない!特にキャサリン、なんなのあなたは!!読み方によっては、ヒースクリフが英雄にも見えてくる、と、たしかSparkNotesに書いてあったけれど、昔の英国乙女はあの冷血でかつ情熱的なヒースクリフにときめいたりしていたのかな。そういう意味では、ヒースクリフはじめ登場人物の描き方が巧みといえば、巧み、なんだろうな~。とにかく最後までがんばります。

ごんたさん

おおお~!!読んでくれているのですね!!嬉しい。
そうでしょ、そうでしょ、キャサリンにイライラ、後半のヒースクリフのネチこさに
いい加減すれば~と思います。なるほどヒースクリフは悲劇のヒーローにもなりえるけど、そういう読者の期待をも裏切ってしまうところにまたこの作品の不可思議な魅力があるんでしょう。理解できないから惹きつけられるんだと思う。
もう一回読んだら、もしかして分かるかな~と思えてきますもん。
あと、登場人物もそうだし、ムーアの荒野を背景に2家族のみという小さな世界をよく描いてある。
小説としてはよくできてると思いました。
また感想聞かせてください!

だみだ~

hazelさん、こんばんは!
Dillさん、こんばんは! ごんたさん、初めまして。お仲間が増えて嬉しい
です~♪よろしくお願いいたします。

もーダメ(笑) 今、仕事で忙しくて小さなイライラが募っているのですが、
そこにこの物語。ちょっと仕事が落ち着くまで置くことにしました。
耐えられん。
たまたまテレビ放映の映画を一度見て、「??」という印象があったし、
そのせいかあまり物語を覚えていないから原書に影響なしと思ったけど、「??」は物語がわからないんじゃなくて、キャラクターに対する理解が
ほとんどゼロだからじゃないかと気づきましたよ(笑)
こんな人たちに囲まれていたら、絶対にきゃーって叫びたくなる。
Cathなんて、絶対に友達になりたくない。どんだけ親身にアドバイスした
ところで、「自分、相談するわりには結局、最初から正当化してるやん。
自分が困った立場になることが嫌なだけなんちゃうん!」とツッコミたくなり
ます。そんな話って、絶対に聞きたくない(笑)なのに読んじゃった(笑)
盆までには落ち着くはずなので、読んでみようと思います。
でも、面白いですよね。古典でこれだけ盛り上がれるなんて。

雫さん

ははは!落ち着くまでどーぞゆっくりご休養くださいませ。
この物語、確かに読みきるのに精神力が必要かもしれません・・

しかし面白いです。
嵐が丘は激しい愛の物語だ!一大ロマンス!なーんて言っちゃう人が多いのに、「あんた達(特にキャサリン)いい加減にせい!」って言う感想の方を皆さん共有してくれる。これは私らが現代日本女子だから理解不能なのか?!実はそれも興味あるところです。
でも女主人公に共感できないのは致命的ですよね。
そうそう、キャサリンて絶対女友達にに嫌われるタイプ(笑)

ほんと、古典でこれだけ盛り上がれるのも面白いです~。
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  • カナダ発 気ままな読書日記です。
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