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Jane Eyre の感想すこしだけ

0141441143Jane Eyre (Penguin Classics)
Stevie Davies Stevie Davies
Penguin Classics 2006-08-15

by G-Tools


Jane Eyreは読み終わってからもまだ後を引いており、なんだか心がまだその世界に留まっているみたいで色々考えてしまいます。読み終わったばかりなのに、また読み直すのが待ち遠しい。

あらすじは抜きで思ったことを少しだけ。

好きな場面はたくさんありますが、胸に焼き付いているシーンの一つはMr Rochesterが、後々Janeに出会ったころのことを回想するところ。27章です。本作品は全てJane側の視点で語られるので、Jane主体の出来事は事実としてすでに読者は知っていますが、それをMr Rochesterの口から聞くときの新鮮さ!
最初の出会いの頃のシーンがよみがえり、Rochester側の心情とオーバーラップし、
どんなにJaneを愛しているかを切々と語るのですが、状況的にそれがまた痛くて悲しい。

Janeのあくまで、対等な心の友を生涯の夫にするという断固たる思いは私も絶対賛同。
それに関してはJaneの気持ちがよく分かるし私も配偶者にはJaneと同じものを求めると思う。
しっかりとした自分を持ち自立した女性になっていくJaneだから現代でも共感され、理解され、憧れ、読みつがれるのでしょうね。
最後まで自分の気持ち、自分の幸せを考え続けて、ちゃんとそれがかなうのですもの。

ビクトリア朝の女性たちは、結婚して経済的に安泰な人生を送り、愛情云々はさておき、貞淑な妻を演じるのが何とも美徳とされていたでしょうし、夫と同等の魂あーだこーだ言うだけで、当時の読者にはとんでもなくセンセーショナルだったに違いないでしょうね。
それも20歳そこそこの小娘が40近い男性を外見の魅力でなく、そこらのレディーには見つからなかった内面の美しさと芯の強さで虜にしちゃうんですから・・


私が利用した映像はこちら、Master Piece Theatreのドラマです。このシリーズ、気になる古典作品がたくさんドラマ化されています。
Mr Rochesterすっごくよかった。細切れに見てしまったので、今度最初から通してもう一回見る予定。
B000LPQ6DEMasterpiece Theatre: Jane Eyre (2pc) [DVD] [Import]
Mike Eley Diederick Santer Helga Dowie
Wgbh Boston 2007-02-20

by G-Tools


今回、映像から言葉なしに理解できたことを一つ。
それはMr Rochersterが招いたお客をもてなす、Drawing Roomの様子。ここで客人がくつろいで、それぞれのグループでゲームに講じたり、会話を楽しんだりするお部屋です。
ここにJaneも毎晩来るように命じられ、お金持ちのゲストに混じって家庭教師のJaneは決まり悪い思いをしたりします。
この場の人々のスペースの取り方、会話の取り交わされ方が人目で理解できた。
小さなことですが、原書からだけでは想像はしても決して正しくは理解できないことがこういうことかなと思ったりします。むろん、映画やドラマだって時代背景を考慮してあくまでこんな感じだったという再現ではあるにしても。


他に子供向けの本を借りてきて読んでいます。Bronte姉妹のこともとっても気になる。
Jane Eyreを読みながら作者のことが気になって仕方なかった。
0670874868Charlotte Bronte and Jane Eyre
Stewart Ross
Viking Juvenile 1997-10-01

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そういうわけで、しばらくブロンテワールドから抜け出せそうにありません。
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No title

おはようございます、5月ももう終わりですね!

Hazelさんのご紹介を読んでいたら、このTVドラマ見たくなりました。
実は最初の2回ぐらいは放映されている時に見たんです。 あの馬にのったMr Rochersterと出会うシーンはすごくよく覚えてます。でもなぜか、それっきり見なくて・・・でも改めてHazelさんの記事を読むと素敵そうですね。 インターネットではこのドラマが撮影されたお館が見られるみたいなので、行ってみたいなぁ、と思いました。 本当に、North Englandに行こうかなぁ・・・

このごろつくづく思うのは、文学作品って、その背景の風景とか、家とか、庭や村とかと切り離せなくつながってますよね。 特にイギリスは100年以上前の風景や家屋がそのまま残っていることが多いから、なおさらおもしろい。 
それから作者の伝記も面白い!
そんなわけで、私は、「本を読む→作者の伝記を読む→ゆかりの家や土地に行ってみる」とう3段構えで楽しむことが多くなりました♪

Dillさん

おはようございます。本当です、もう6月なんて早いです!

このTVドラマなかなかお薦めですよ。半分だけ見直しましたが、原書を読んだ後だと心情が分かっているから、なおさら演技の良さが分かります。

私も英国文学と風景は切っても切れない関係があると思います。
撮影したお屋敷へ行ける!いいな~いいな~Dillさんは本の世界がすぐそこなんですよね。うらやましいです。
私もいつかイギリス読書の旅ができるよう、いろいろ勉強しておきたいな~。
イギリスの歴史も興味あるし、と夢は膨らみます。

作者の伝記もいいですね。小説は自伝ではありえないけれど、作者の人生や価値観が投影されていると思いますし。

本を読むって自分の世界も同時に広げることだな~とつくづく思います。


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  • Author:Hazel
  • カナダ発 気ままな読書日記です。
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