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The Pillars of the Earth

0451225244The Pillars of the Earth (Deluxe Edition) (Oprah's Book Club) (Oprah's Book Club)
Ken Follett
New Amer Library Trade 2007-11-14

by G-Tools

舞台は12世紀のイングランド。大聖堂建築を夢見る、建築家トムを中心に物語がスタートします。
架空の町キングスブリッジ、その修道院長フィリップへと舞台と登場人物の輪が大きく広がり、いつの間にか宗教界の権力争い、国王の権力争いと大きな流れへ放りこまれていきます。

話のダイナミックな展開は、スパイ小説をメインに書いてきた作者だからこそでしょうね。息をつかせぬ
スピードで色んな出来事が起こり読者をぐいぐい引き込みます。
ただエンターテイメント要素たっぷりだから、登場人物のセリフとか心情の奥深さとかは期待できないかな~。これは最近良く思うけど、男性が書く物語はやっぱ女性の行動とか心情が男性側からの推測とかこうあって欲しいみたいな欲望が潜んでいるかな、と。美女と裸体は不可欠みたいな(笑)それが端々で感じることでした。

それはともかく、他には中世の人々の暮らしを垣間見ることができ非常に興味深かったです。当時の食べ物、商売の仕方から社会の構造、修道院の暮らしとどっぶり中世ワールドに浸れます。

大聖堂建築の描写はヨーロッパで見たゴシック形式の大聖堂を思い出しながら読み進めました。建築のあれこれは私も分からないけれど、パリのノートルダム寺院で聞いたガイドさんの話を思い出し役に立ちました。この時代は教会の権威を示すためにも大聖堂は上へ上へと高さを増していった。高い壁、大きな窓を実現するために天井を工夫し、建物の外側からフライングバットレスという構造で壁を支えた。

これだけの知識でしたが、実際に目にしているだけに十分手助けになってくれました。
あとは、子供向けの本ですが、これを副読本に。
0395316685Cathedral: The Story of Its Construction (Sandpiper)
David MacAulay
Sandpiper 1981-10-26

by G-Tools

私は間違って"Building the book Cathedral"というのを図書館で注文しちゃって、「本、大聖堂のできるまで」みたいな内容でした。この本ができるまでに作者がいかに試行錯誤したかスケッチと共に説明がいっぱいあるものでそれは不要だったんだけど、中世の大聖堂建築の流れがよくわかります。

小説の舞台背景はイギリス国王ヘンリー一世から、後にプランタジネット朝を開くヘンリー2世までの政情が不安定な時代です。カンタベリー司教トマスベケットの暗殺なんて事実まで含まれて見事に本は完結しました。しかし、私バカなもんで、歴史背景はちゃんと史実に従っていたんだと、読了後に調べて初めて気づきました・・・。
そんなぐらいですから、歴史知識がなくても十分楽しめる本です。知らなかったからこそ続きがどうなるんだろうと思える部分もありましたし・・。

Oprah's Book Club で推薦の一冊ですが、ウェブサイトに作者 Ken Folletが番組出演したときの映像を見ることができます。インタビュー映像はネタバレがあるので、読了後に見るようにしてください。サイトには他に小説を読むときの手引きもあるので参考になります。

Your Guide to The Pillars of the Earth by Oprah's Book Club


さて、続編 World without End では200年後のキングスブリッジが舞台です。
ヨーロッパの3分の1の人口を一掃したという黒死病(ペスト)と、イギリスとフランスの100年戦争がメインとか。うーん、読みたい。しかし973ページの長編の後は少し休憩したいかも。続編も1024ページということで負けずに長編です。

045122499XWorld Without End
Ken Follett
New Amer Library Trade 2008-10-07

by G-Tools

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非公開コメント

とても、お久しぶりです。
私もこの本読みました。日本語で(笑)。
だって、本があまりに厚くて、見ただけでしり込みでした。
フォレットらしく、山あり谷ありで楽しかったです。
続きもいつか、と私も思っているのですが、長いですよね~。
パンの記事も興味深深でした!私もいつかパンを楽しみたいけど、まだ手付かずです。
また遊びにうかがいますね♪

Dill さん、お久しぶりです!
遊びに来てくださってありがとうございます!

そうですよね~、長かったです!英語は難しくないのですが、ひたすら長かった。でも仰るとおり、山あり谷あり面白かったです。歴史ものって退屈になりがちなんでしょうが、こうエンターテイメントたっぷりだと飽きずに楽しめますね。続きも読んでみたいですが、まだ心の準備ができてません(笑)


パン作りは、ほとんど「癒し」のためにやってるような。変な話ですが、私にとって食べ物を手作りするのってストレス解消でもあるんです。ブレッドマシーンを使えばラクラクですよ。

Ken Follettの大聖堂!

 Hazelさん、本当にお久しぶりです。

 Ken Follettのこの本、日本語の「大聖堂」は、読みました。いつか、英語でも読んでみたいと思います。

 私が、Ken Follettの本で初めて読んだのは「針の目」でした。
最近、富山市内の本屋で原作のPB"Eye Of The Needle"を見つけたので、思わず買ってしまいました。こちらも面白かったです。

ご無沙汰してます

ジェミニさん、こんにちは!お久しぶりです。ご訪問ありがとうございます。
そうそう、和訳の題名は「大聖堂」でしたね。そのイメージからか、教会建築の話ばっかりだと思ってましたが、内容はそれだけに
限らずドラマチックで面白かったです。
「針の目」も面白そうですね。この作者はもともとこういうスパイものを得意としてたんですよね。
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