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秘密

4167110067秘密 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋 2001-05

by G-Tools

スキー場行きのバスが転落し、妻を失う夫。奇跡的に意識を取り戻した12歳の娘の身体には妻の魂が宿っていた!

12歳とは思えないセリフを吐いたりして、最初は周りをギョッとさせたりするけれど、36歳の妻は次第に、10代の少女としての役割を上手にこなしていきます。

奇妙な生活を続けるも、次第に思春期に入り、高校へ進み、若く希望ある毎日を送る妻に嫉妬を感じて仕方ない夫。

魂は夫と妻、でも肉体は父と娘。どうしようもない壁が二人の間にたちはだかります。
ある時点からこの先どこへもたどり着けないと判断した夫婦が下した決断とは・・・。

終盤は、悲しくて、せつなくて泣けてしょうがなかったです。
事故で愛する者を亡くすのはもちろんつらいことですが、この小説の喪失はもっと深くて、悲しくて複雑なものです。愛の形態はいろんな形で存在するといえば、そうだし、愛するものが幸せな道を選ぶといえばそうかもしれないけれど・・・最後にはやっぱりやるせない、悲しい、もどかしい気持ちが残りました。この家族に起こった出来事のことを時々思い出しては、あれこれ考えてしまいそうです。

こういう日本の小説も図書館にあるのです。今回はたまたま日本の雑誌で東野圭吾の特集を読んで気になり、別の図書館から取り寄せて読んでみました。
日本の小説読むの、多分半年ぶりくらいだけど、爽快!でした。没頭して一気に数時間で読み終われる快感は久しぶり。面白かったです。
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