スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

In Defense of Food

1594201455In Defense of Food: An Eater's Manifesto
Michael Pollan
Penguin Pr 2008-01

by G-Tools


なぜに食べ物を守る必要があるの?何から?何が危険にさらされてるの?

答えの一つは、スーパーの棚を占める多くの食品、現代人が口にする数々の加工食品は、食べ物みたいなふりした全く別のものだから!
もっと本物の食物を、主に野菜と果物を中心に、肉類は控えめに食べましょうというのがつまるところの著者の主張です。

現代のような加工食品天国になった経緯を分かりやすく辿ってくれます。
科学の進歩で、食べ物に含まれる栄養素というものが分かって食品のあり方が大きく変わりました。
アミノ酸、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、オメガ3・・・
この物質は癌を防ぐとか、コレステロールを下げるとか、ちょっとした研究結果が発表されるたびに
人々はその栄養素に注目します。

あたかも、食品に含まれる栄養素が病気を防ぎ、健康を導くようにいつの間にかとらえられるようになりました。
これって、食品業界にとっては美味しい限りのことでした。
加工品にあれや、これや体に良いとされている物質を「添加」すれば、「ほら、本物と同じ(もしくはそれ以上の栄養素が入ってます!」と胸をはって売ることができるわけですから。でも加工品だからちゃんと室温で長持ちする保存料入りの利益の高いものができるわけ。

どんな加工品食品も、時にはお墨つきで堂々と健康への効果をうたうことができるのです。
トランスファット0、繊維たっぷり、ノン・シューガー、低脂肪とかけばどんな加工品だってヘルシー志向の
食べ物に大変身できるわけですから。
著者は健康にいい成分を目玉にしているものほど手にするな!と警告します。

またこの栄養分というのがミソ。
植物が育つのに必要な物質をじゃあ土に効率よく混ぜればいいじゃないかって、ことで科学肥料が作られました。
でも自然の土壌はもっと複雑なもの。人工的に成分の簡素化された土壌から生まれるのはやっぱり栄養分の乏しい野菜や果物たちなのです。

私たちの祖先が食べていたようなりんご一個に含まれる栄養素を取るには今スーパーに並んでいるようなりんごを2,3個食べないといけないような事態になっているわけです。

脂肪が肥満や心臓病の原因になるって嫌われ者になって、やれローファット、ノンファット食品が巷にあふれ、みんな気をつけてたはずなのに、なんでアメリカ人はいっこうに痩せないんだろうみたいな
分析も面白いと思いました。

個人的には、ほとんど加工食品のたぐいは口にしませんが、もっともっと自分の口にするものに
敏感になろうとますます思うようになりました。
季節もよくなってきたし、これからは私も新鮮な野菜を買いにできるだけファーマーズ・マーケットへ足を運びたいと思ってます。

機会があればぜひ他の作品も読んでみたいな。

0143038583The Omnivore's Dilemma: A Natural History of Four Meals
Michael Pollan
Penguin USA (P) 2007-08-28

by G-Tools


0375760393The Botany of Desire: A Plant'S-Eye View of the World
Michael Pollan
Random House Inc (P) 2002-05-28

by G-Tools


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Hazel

  • Author:Hazel
  • カナダ発 気ままな読書日記です。
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
リンク
月別アーカイブ
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。