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硫黄島からの手紙



こちらでも週末に公開になり、ようやく見ることができました。

大日本帝国万歳、お国のために。こう叫びながら命を捨てた人々。子供のころから見たり読んだりした本や映画では必ず目にした光景。

国全体がそんな時代に、徴収命令で戦地に駆り出されたパン屋の西郷が、当たり前の、人間として普通の感覚をもち、疑問を投げる。
そんな西郷を通して、こうして戦地で戦っていた男たちは、愛する家族を残してきた普通の人間なんだということを痛いほどみせつけられます。

でもそういう当たり前のことこそ、時に私たちは忘れてしまうか、想像力を働かせることはなく、そんな当然のことに意識を向けることができるだけでもこの映画を見る意義はあると思います。
政治家の利害のために死ぬのは結局、一般の市民だってことを。


鹿児島の知覧特攻隊の博物館で神風特攻隊として無残に散っていった、若者たちの遺書を見たことがあります。美しい文字で綴られた、愛国心に燃える文面の裏には言い得ない悲壮感が詰まっていたのだろうと、あの時と同じく、映画を見ている間何度も何度も胸が詰まる思いがしました。

渡辺謙さんの存在感は言うまでもなく、パン屋の西郷を演じた二宮和也という役者さんですが、上手かったですね。ごく普通の日本人ぽい顔立ちなのに、顔の表情であれだけ心情を表せる役者さんてあんまりいないのではと思いました。
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