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The Birth of Venus

1844080358The Birth of Venus
Sarah Dunant
Virago Press Ltd 2004-02

by G-Tools

イタリアの修道院で、年老いた尼僧が亡くなる。原因は胸にできた悪性の腫瘍。亡骸は衣を着たまま葬って欲しい。そんな彼女の願いに反して、近隣の村に広がるペストを恐れ、遺体は洗浄されることに。
彼女の裸体がさらけだされ、その場にいた尼僧たちは息を呑む。
自らの肢体を見ることさえ禁じる厳しい戒律のもと、修道院内で長年暮らした尼僧の体にはあるまじきものをそこに見たのでした。

多少ショッキングにはじまる冒頭から、メディチ家の庇護の下、文化・芸術が花開いたルネサンス時代のフィレンツェに生きたある少女の回想が始まります。
織物業を営む裕福な家庭の末娘アレッサンドラはアートに限りない情熱を抱いている。ある日父親に雇われて北方からやってきた絵描きにひきつけられます。
しかし、繁栄を謳歌したフィレンツェにも暗い時代の影が忍び寄ります。フランス軍の進軍、狂信的僧サヴォナローラの出現により、アレッサンドラの人生は大きく翻弄されてゆくのです。

ルネッサンス期のフィレンツェ、この時代の芸術作品に興味がある人におすすめです。フィレンツェの町を想像しながら、同時期の偉大なアーティストの名前や絵画が登場するたびワクワクしてしまいました。そして物語の意外な展開に途中からはザクザク一気に読んでしまいました。しかし、宗教色はかなり強いかな。全体を通して神への信仰、罪への意識が繰り返し語られている感じ。しかしこの時代を考えると、内容はやっぱり衝撃的なのかもしれない。

最新作はこちら。図書館で予約待ち、500番台です。
1844082849In the Company of the Courtesan
Sarah Dunant
Virago Press Ltd 2006-03-30

by G-Tools


★The Birht of Venus 読みやすさレベル..."Memoirs of a Geisha" が8.5なら、これは9以上だと思う。興味、背景知識がないと多少苦しいかもしれない。/総語数122552語
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「あるまじきもの」って何でしょう???あぁ、もう気になって、この本、図書館のオンライン・カタログで確認してしまいました。Hazelさんのマジックにはまってしまった(笑)。でも、いまひとつ芸術には疎いので、大丈夫かな?でも、これもまた読書の幅をひろげるいい機会かも。

私も読み始めました

また真似っ子してすみません。。。 昨日ここでHazelさんのブログを読んでから、うずうずしてしまって、早速購入、読み始めました。
キリスト教の精神世界やルネサンス期のアートは大好きな分野で、日本語の本でも今そういうものを読んでいたところだったので、これはツボです。
今、1章目に突入したところです。 私は辞書を引き引きですが、丁寧に読みたい本になりそうです。いつも影響を与えてくださってありがとうございます。

michiさん

ネタばれしちゃいけないーと思い、結果「あるまじきもの」になってしまったのですが、逆に興味をそそってしまいましたね(笑)。

こういう歴史フィクションものは、知的好奇心が刺激されるので結構好きです。
さっそく子供向けのルネサンス関連本を図書館で借りてきて読んだりしてます。

niagaraさん

いつもながら興味分野が似ていますよね。この時代のアート、イタリアの歴史、私も好きなんです。niagaraさんの本を選ぶ参考になって嬉しいです。

私もさっそく日本語の関連本をちょっと読み出したりしてます。
あと、子供向けの本も図書館で借りてきたし。知的好奇心は大いに刺激されました。
本の中ではダンテ関連が私には特に理解が難しかったです。
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Hazel

  • Author:Hazel
  • カナダ発 気ままな読書日記です。
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