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国境の南、太陽の西

0679767398South of the Border, West of the Sun
Haruki Murakami
Vintage Books 2000-03-14

by G-Tools

昔、かなりの村上春樹好きだった私にしては珍しく、一度きりしか読んでいなかった小説です。
たまたま図書館の今月の注目コーナー(外国人作家だった)にあったので、借りてきました。先日読んでいた「Gathering Blue」を読みながら、なーんとなく村上さんの「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を思い出していてちょうど村上ワールドに浸りたい気分だったのでしょう。

村上春樹の小説って読むたびに印象が違うような気がします。その分年を重ねているせいでしょうね。20代前半の私にとっては、主人公はあくまで中年男性であって、中年の不倫ものというテーマにいまいち感情を重ねることができなかったようです。

今回は、心の奥底の遠い記憶をひっかきまわされるような、過去の記憶がとぎれとぎれに甦ってくるような感じが読書中やみませんでした。そういう気持ちを多くの読者は感じるのではないのかしら。
だからといって、小説の中で主人公が経験することを、実際自分もしたとかいう意味合いではないのです。

人との対峙、感情のぶつかりあい、すれちがい、心の触れ合い、喪失感。なにかどこか自分の感情を語られているような不思議な感覚なのですね。
これは村上さんのほかの作品を読むときにも感じるのだけれど。

英訳で村上さんの作品は「ねじまき鳥クロニクル」を以前読んだことがあり、今回で2冊目です。
英語で読んでも、当たり前だけれど、やっぱり村上ワールドです。英語はとても読みやすかったので村上春樹好きだったら英訳読んでみるのもおもしろい経験だと思います。

読みやすさレベル5.5/総語数67000語(SSSの書評で見つけました)

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Hazelさん こんばんは。
>村上ワールドに浸りたい気分だったのでしょう。
「村上ワールド」って確かにありますよね。
そして、そこに浸りたい気分になるときが確かにあります!すごく共感です☆

英語でも村上ワールド健在とは、一ファンとしてうれしい限りです。
私もいつか英語版村上ワールドに浸りたいです♪

それにしても、英訳された村上さんの本の表紙絵って
どれも「えっ・・・」と絶句するほどヘンじゃありません?
もしHazelさんが気に入ってらしたらごめんなさい!

★すぬさん

私が読んだ本は実はこの画像の表紙じゃなかったのです~。
全然イメージ違うな…と思いつつのせてみました。

私が読んだのはレコードが全面で真ん中のラベルに題名がついてる割とシックなものでしたよ。

そういえば「海辺のカフカ」の表紙もおじそうさんみたいな石が表紙でちょっと恐かったような…。

他の作品も英訳で読んでみたいな、と思ってます。すぬさんもぜひ!

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