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The Giver

0440237688The Giver (Readers Circle)
Lois Lowry
Laurel Leaf 2002-09-10

by G-Tools

すべてが管理され、秩序ある社会生活が営まれているコミュニティー。
そこには不平等も、差別も、貧富の差も何もない。
個人の選択さえない。綿密に計算されあてがわれた家族ユニットの中でルールに従い日々を過ごす。

そんなコミュニティーで生まれ育ったジョナスはもうすぐ12歳を迎えようとしている。この年のセレモニーは特別なもの。将来の職業が振り当てられるのだ。
そして「記憶を伝える者」という特殊な任務を授かることになる主人公ジョナス。さてその任務とは?

以前からずーっと気になっていたThe Giver読みました。一気読みでした。

もし小学生でこの本読んだら世界がひっくり返ったと思います(笑)
非常に哲学的。いや、そういう世界の仕組みに疑問を投げるようなことを思ったりしなかったかもしれないので、逆に大人向けでもある?
いろいろ思ったことを以下に。ネタばれにならないように気をつけてますが、キーワードがヒントになるかも?

---------------------------------------------------------------
そもそも知らないことを言葉で説明されても理解できませんよね。

これは日本の食べ物なんかを説明するときによく感じる現象。
野菜や肉が入ったパンケーキみたいなもの。ソースがかかっている…????お好み焼きを見たことも、食べたことのない人に説明したって分からない。


じゃあ例えば「雪、斜面、、そり、そりで滑る、寒さで指がかじかむ」
もしこれらのモノや概念、事象が存在しない世界に住んでいたら、その「雪、斜面、、そり、そりで滑る、寒さで指がかじかむ」という言葉すら存在しないわけ。

ジョナスの住むコミュニティーでは正確に言葉を使うことが重要視されている。日々感じたことを家族ユニット内で明確にし、分析する。
でも、感情って言葉だけじゃない、感じるもの。「愛」とは何か?何かって言葉で定義するものじゃなく感じるものでしょう!
(あ、でもこういう押し問答は聞き覚えがあるような)


社会のシステム、自分が当然と思っていること、目で見ていると思っているもの…自分が当然だと思っている、全てだと思っている世界に疑問を投げることから哲学の問いが始まります。(と一般教養の哲学でちょっとかじった)

そしてジョナスはその世界の向こう側を覗くことができたのです。

そういえば、哲学をちょっとやったクラスでは映画「マトリックス」の一部を見せられました。あの映画も同じようなコンセプトですよね。
マトリックスだけじゃなく、こういうSFものって実はすごーく哲学的になりうるのね~と思った次第。
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こんにちは☆
この本、アマゾンでカスタマーレビューを読んで興味を持ったので、この前買って本棚でスタンバってます。
で、アマゾンで「The Giverのファンの人におすすめ」と書いてあった「shadow children」から先に読んでます。
まだファンかどうかも分からないのに(笑)

SF&哲学的なものって全然読まない分野なのですが
>当然と思っている世界に疑問を投げかける
っていうの、すごく好きなので余計楽しみになりました♪

★すぬさん

おお、本がスタンバってますか!面白かったですよー。
私、SFって結構好きです。小学校の時は探偵小説よりSFを好んでいたかも。変かしら。

この後はLois Lowryが3部作と呼んでいる「Gathering Blue」と「 Messenger」を続けて読むつもりです。かなり楽しみ。

それからShadow Childrenも!これも気になってます。「The Giver」の直後に読むと話がごっちゃになりそうなので、ちょっと待ってます。
すぬさん読み終えたら感想お待ちしてますね!

こんばんは。
最近こういう事が多いので、驚いています。
実は、邦訳でこの作品読んでいるのです。
表紙も全く一緒です。

多分読んだのは、中学生の頃だと思います。
児童書にしては、内容が重い気もしましたが、
この作家は気になる作家になりました。

まだレベルが高いので、読めませんが、
ニューベリー賞を取ったこの作品。憧れ本です。

★すずかさん

わあ、一緒の本を読んでいるとは偶然ですね!

確かに児童書にしては深い作品ですよね。大人でも十分楽しめると思います。


Lois Lowryは他にも社会的テーマを扱った作品が多いようなので、興味を持ってます。まずは「The Giver」に続く作品を読むつもりです。
ニューベリー賞をとった他の本たちもぜひ読んでみたくなりました。

すずかさん、邦訳を読んでいるし、原書もいけるのではないでしょうか?

Hazelさん、こんにちは!
この本、私もずっと気になっていました。
Hazelさんのレビューを読んでますます読みたくなってしまいました。
3部作の残り2作も続けて読まれるんですね!また感想楽しみにしています♪

"The Giver"読まれたのですね。
ずいぶん前に読んで、読んだあと、しばらく放心状態になってしまいました。そのころは「キリン読み」だったので、“いつか再読したいリスト”に入っていますが、なかなか・・・。まして続編を読むのはいつになるやら。(汗)

"Shadow Children"も管理社会が舞台ですが、内容はかなり違います。展開がはやく、1章が短くて読みやすいですよ。

★とまと☆ままさん

続きも読みます!
もう図書館で取り寄せてもらってスタンバってます。
こういう続きが気になるお話って一気に読ませますね。久しぶりに集中した読書時間を過ごしました。
言語の持つ意味、とかってちょっと考えさせられる部分も興味深く、「かたまり読み」でさーっと、そういう細かい部分は味わって、読んでみてください!!!おすすめです。

★ぽぽろんさん

この本をやっぱり読んでみよう!と思ったのは
ぽぽろんさんのブログの記事がきっかけなのですよ~。ありがとうございます。

ニューベリー賞受賞作品とは知っていたし、この恐そうなヒゲのおじいさんの表紙はよく見てましたけど読もうと思ってませんでしたから。

内容は児童書にしてはとても深いですよね。
"Shadow Children"もやっぱり読んでみたいです。こういうSF系好きです。

私も日本語でこの本を読みました。もういつ読んだか忘れたくらい前なのに、今でもときどき思い出すくらいインパクトがありました。
三部作だとは知りませんでした。あとの2作も読んでみたいです。

★susieさん

翻訳を読まれたのですね。
たしかにインパクトのある内容ですよね。下手な近未来設定SF映画よりずっと面白いと思いました。

直接的に繋がっているわけではなさそうですが、一応三部作のようです。
今続編 "Gathering Blue"を読んでいるところです。
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Hazel

  • Author:Hazel
  • カナダ発 気ままな読書日記です。
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