スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

The Other Boleyn Girl

0743227441The Other Boleyn Girl (Boleyn)
Philippa Gregory
Touchstone Books 2002-06-04

by G-Tools

ヘンリー8世と6人の妻の話は有名ですが、そもそも最初にヘンリーに離婚を決意させ、カトリックでは離婚を許さないため、イギリスの宗教システムを変えるほどの力をふるった女性がいました。

世界史でも勉強するアン・ブーリンですが、実は彼女には妹がいて、先にヘンリーの愛人で子供もみごもっていました。歴史上は誰も見向きもしなかったこの史実に脚色をあれやこれや加えて出来上がったこの小説、これを原作にして映画もできました。

私は映画のほうを先に見たのですが、実際原作を読むと、2時間ほどの映画に凝縮させるため、かなりの部分がはしょってあったようです。それはそうですよね。

原作ではアンの妹メアリーの視点で物語が語られます。

この作者の歴史フィクションが今の時代に受け入れられるのは、うまく現代女性に訴えるようなキャラクターを用意していることですね。この場合はメアリーかな。

この時代、女の子は一族が王室でパワーを持つために政略結婚に利用する道具の一つ。
こうしろ、と命令されたら従うしかなかったのです。
そんな時代に、自分の心の声に従い、女の幸せをつかみとっていくキャラクターこそ、現代女性に支持される秘訣なのでしょうね。先日読んだ、The Queen's Fool にもそんな登場人物が組み込まれていましたから。

しかし、アンが女王へ上り詰めるまでの執念深さというか情熱にはただものならぬものがありますね。
この母親ありきして、娘のエリザベス、と思うしかないほど、したたかで、自分の欲しいものは絶対手に入れる意思の強い人間です。

しかし、この時代、いったん敵を作るとあっというまに排除ですね。
先日シーズン2が終わったTVドラマ The Tudors もアンの最期でしたが、またたくまに陰謀がしくまれ、不安因子はすべて一掃されました。まったく血みどろの時代です。

処刑シーンの読みすぎ、見すぎか、夜な夜な悪夢を見ていたのでってわけでもないですが、
今年のチューダーブームはひとまず、これで一旦休憩したいと思います。
次のチューダー本はこれを読みたいところですが、

0007190336The Boleyn Inheritance
Philippa Gregory
Harper 2007-05-01

by G-Tools




ほかに2008年度の目標本があるので、年内に終わるか分かりませんが、それにしばらく没頭したいと思います。
スポンサーサイト

KING HENRY VIII

King Henry VIII (First Book)
King Henry VIII (First Book)Robert Green

Franklin Watts 1998-03
Sales Rank : 1760441


See details at Amazon
by G-Tools

こういう子供向けの本を図書館で借りてきては、見る映画、ドラマ、小説の副読本として勉強してます。
子供向けといっても、ただ完結に短く分かりやすく収めてあるだけで、とりあえず基礎知識をつけるにはこれでも十分です。
チューダー朝が始まるきっかけとなった、イギリスのばら戦争から、ヘンリーが6人の妻を持つにいたる背景。側近の興亡もまじえて学べます。

ヘンリー8世の映像版といえば、TVドラマ

B000P12LWYThe Tudors - The Complete First Season
Charles McDougall Benjamin Silverman Michael Hirst
Showtime Ent. 2008-01-01

by G-Tools


シーズン2はテレビで見てましたが、来週でシーズン最終回です。いよいよアン・ブーリンも最後!
あれだけヘンリーを巧みにを操り、頂点まで上り詰めたのに、落ちるときは一気に落ちてしまう。
陰謀うずまく王室内での権力争い、見ていて本当に恐ろしくなります。

歴史をもとにしているから、誰がどうなるか運命はすでに史実として知っているのに歴史フィクションを
見てしまう、読んでしまう。

白夜行

4087474399白夜行 (集英社文庫)
東野 圭吾
集英社 2002-05

by G-Tools

昭和48年ごろ、オイルショックの影響が市民の生活にもおよびだしたころの大阪下町で殺人事件が起きる。
殺されたのは質屋の主人。関係者のアリバイを洗いざらい調べ、犯人と思われる人物をつきとめるも、結局は解決しないままに終わってしまう。

この本を原作にしたドラマがあるのも知らなかったし、あらすじさえ読まずに読書を始めたので、
出だしを読んでいての感想は、よくある愛人関係がもつれた殺人事件で、一瞬、これも短編じゃないよね?と本のカバーをチェックして、目次を探してしまうくらいでした。
ところが、時代が移り、登場人物が増え、どんどん深い話に展開していくではありませんか。

しかし最初の事件が全てのスタートです。中心にいるのは関わった家庭の小学生の男女。

読み進み真相が次第に分かるにつれ、人間の心の闇の深さ、それがいかに人生の早い時期に一生を決定づけるほどの大きな意味を持つのか、恐ろしさを感じました。
最後に一応話は完結するけれど、ある人物のその先が知りたくて仕方がない。


読み出したらとまらなくなって結局2時くらいまで夜更かししちゃって読み通し、今日は職場で眠いこと、眠いこと。平日にはまってしまう本を読むのは自粛しようと思います。。。
プロフィール

Hazel

  • Author:Hazel
  • カナダ発 気ままな読書日記です。
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
リンク
月別アーカイブ
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。