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Outliers

0316017922Outliers: The Story of Success
Little, Brown and Company 2008-11-18

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前作Blinkで、人の潜在意識に焦点をあて、人はどれほどそのパワーに左右されているかを見事に披露してくれた作者が今度は成功の秘密に迫ります。

スポーツでもビジネスでも成功する人は才能と努力と運のたまものであるのは考えなくても分かりそうなものですが、著者はもっと一歩踏み込んで、生まれた年(世の中の経済状況、身体的利点、文化的背景などなど)をさぐって成功者の舞台裏にひそむ共通点を一つ一つ明らかにしてくれます。

言われたらそっか~、そうだよね~と納得できることばかりだけど、指摘されなければ思いもつかないようなことに光を当ててくれるところがこの本の面白さ。
飛行機事故の原因さえ、同じ原理を使って考えれば理由が見えてくるのです!

面白くって先が知りたくて土曜、日曜でほとんど一気に読んでしまいました。日本の翻訳本は「成功する秘訣」みたいなノリで売り出したみたいですが、決してその手の成功本ではないです。どうして日本ではそういう商売本になってしまうのでしょう???

前作Blinkは3年以上前に読んでいたみたいです。Blinkもおすすめです。前回の記事
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THE FACE ON YOUR PLATE

B001RVFLIWTHE FACE ON YOUR PLATE
Jeffrey Moussaieff Masson
Norton 2009-02-07

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食肉産業がどれだけ環境にダメージを与えているかは前回読んだFOOD MATTERSと併せて私にとっては開眼の情報でした。
章が進むと、肉牛、乳牛、鶏卵、養殖サーモンなどたちがどのように育てられ、消費されていくかが詳細に綴られています。
正直、最初はvegan(卵、乳製品も含む一切の動物食品を食べないベジタリアン)である作者の主張がうるさく感じてましたが、悲しき動物たちの一生を読んで少~し考えが変わりつつあります。
それこそタイトルどおり、お皿の上に載っている食べ物を全く別の視点で見つめなおすことになりました。

今でも卵は少々値段は高くてもFREE RUN EGGを買っていますが、理由はその方が味がいいからであって、決して鶏のことを考えての選択ではなかったし。
お肉も何を食べて育てられたかとか、抗生物質やホルモン剤を使っていないとか、そういうことは気にしても、肉牛の生活にまで思いをやることはなかったし。

作者本人は料理をしない人だし、結局veganと言ってもサプリメントや大豆で作られた代用品とか言ってみれば加工品を利用できる先進国に住んでいるインテリ階級だからこそできる生活と思える部分があって、100%賛成はできないのでした。

それなら、環境保護になるから肉の消費を減らそう!と言って、明確に具体的に食生活の改善方法をレシピという形で示しているMark Bittman氏のFOOD MATTERSの方がいい。

それでも動物製品を食べることに関してふと立ち止まって考えてみるいいきっかけとなりました。
食べることは本当に奥深いことです。これから現在進行形で食に対する姿勢が変わっていく予感がしています。

FOOD MATTERS

1416575642Food Matters: A Guide to Conscious Eating with More Than 75 Recipes
Mark Bittman
Simon & Schuster 2008-12-30

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最近ことに興味が増してきているのが「たべもの」
私のくいしん坊ぶりとは別の話で、自分が口にする食品全般に興味があります。

最近よく目にする考え方が
食べるものを変える事で自分の健康のみならず地球温暖化防止にも貢献できるということ。

この本で大きな問題になっているのが肉、乳製品の大量消費。
先進国のみならず中国などの経済成長国でも国民の嗜好が変化して肉や乳製品の需要が増えてくる。よってもっと大量に生産しなければおいつかない。
そこでお肉にされるために種をまいて農作物を収穫するように家畜が大量生産(という言葉が正しいような状況なんでしょうね)される。
家畜の飼育環境に関しては今に始まった問題ではないと思いますが、その農業形式でけっきょくのところ、地球に少しずつダメージがあるという発想に長らく気づきませんでした。

大量の家畜が発する二酸化炭素はいうまでもなく、牛を育てるには広大な面積の牧草地が必要です。で森林伐採が。家畜の飼料にするコーンや大豆も大量に必要でその農地を確保するためにさらに森林伐採。水だって大量に必要だし。家畜の糞尿は人間様のように下水が整備されているわけではありません。で周辺の環境汚染。効率と利益を最優先した家畜にはたいてい成長ホルモンや抗生物質が投与されていますから、それが環境ホルモンとなって住民の身体に影響を及ぼすかもしれないし将来、抗生物質に抗体のある病気が発生したりするかもしれない。
狂牛病や鳥インフルエンザ、最近のH1N1の発生のことを考えるとこういうのって必然的に発生したんじゃないかと背筋が寒くなります。

で、前置きはさておき
前半はそういうお話が簡単に述べてあるこのFood Matters、要はお肉や乳製品の消費を控えめに、野菜や穀類をたくさん食べるライフスタイルに変えましょう!という提案です。
一般人ひとりひとりが(特に大量消費のアメリカ人が)肉を食べるのを少し減らせば、ハイブリッドカーに乗り換えるよりよっぽど地球環境に貢献できるのだと。

私は今のところベジタリアンになるつもりはないので、この著者の考えに賛同。
クックブックも出版しているこの著者ですから後半は、Food Mattersの考えにそったレシピがのっています。オートミールクッキーおいしくて3回作りました。今後は基本のチキンストックから野菜ストックに乗り換えます。

私個人としては、すでにFood Matters的な食生活はしているのですが、もっと野菜、穀類を増やしたいと思います。今でも買い物にいってもカートに入れるのは原材料のみです。パッケージされていても基本的には原材料の数種類しかのっていない食べ物です。発音できない物質が含まれているインスタント食品、加工食品は少しの例外を除き(ごくたまに買う日本式カレールーとか)ここ数年買ってもないし人に出される以外はほとんど口にもしてないと思う。

他に同時に読んでいたのが The Face on your Plate
こちらの著者は筋金入りのVegan (肉のみならず乳製品も食べない菜食主義)で肉も食べる私には押し付けがましい主張がうるさく(笑)まだ途中までしか読んでません。

The Face on Your Plate: The Truth About Food
The Face on Your Plate: The Truth About FoodJeffrey Moussaieff Masson Fred Stella

Brilliance Audio on CD Unabridged Lib Ed 2009-03-16
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そうそうFood Mattersの著者Bittman氏はFlexitarianという言葉を使ってました。肉も魚介類もたまに食べる主義ということらしいです。
いわばSemi Vegetarianです。私は今後このFlexitarianでいこうと思います。
Bittman氏の前作にはHow to Cook Everythingというクックブック、同じコンセプトで
How to Cook Everything Vegetarianという本もあってベジタリアンでない著者が書いた本だからこそ興味あります。
0764524836How to Cook Everything Vegetarian: Simple Meatless Recipes for Great Food
Mark Bittman Alan Witschonke
Wiley 2007-10-15

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In Defense of Food

1594201455In Defense of Food: An Eater's Manifesto
Michael Pollan
Penguin Pr 2008-01

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なぜに食べ物を守る必要があるの?何から?何が危険にさらされてるの?

答えの一つは、スーパーの棚を占める多くの食品、現代人が口にする数々の加工食品は、食べ物みたいなふりした全く別のものだから!
もっと本物の食物を、主に野菜と果物を中心に、肉類は控えめに食べましょうというのがつまるところの著者の主張です。

現代のような加工食品天国になった経緯を分かりやすく辿ってくれます。
科学の進歩で、食べ物に含まれる栄養素というものが分かって食品のあり方が大きく変わりました。
アミノ酸、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、オメガ3・・・
この物質は癌を防ぐとか、コレステロールを下げるとか、ちょっとした研究結果が発表されるたびに
人々はその栄養素に注目します。

あたかも、食品に含まれる栄養素が病気を防ぎ、健康を導くようにいつの間にかとらえられるようになりました。
これって、食品業界にとっては美味しい限りのことでした。
加工品にあれや、これや体に良いとされている物質を「添加」すれば、「ほら、本物と同じ(もしくはそれ以上の栄養素が入ってます!」と胸をはって売ることができるわけですから。でも加工品だからちゃんと室温で長持ちする保存料入りの利益の高いものができるわけ。

どんな加工品食品も、時にはお墨つきで堂々と健康への効果をうたうことができるのです。
トランスファット0、繊維たっぷり、ノン・シューガー、低脂肪とかけばどんな加工品だってヘルシー志向の
食べ物に大変身できるわけですから。
著者は健康にいい成分を目玉にしているものほど手にするな!と警告します。

またこの栄養分というのがミソ。
植物が育つのに必要な物質をじゃあ土に効率よく混ぜればいいじゃないかって、ことで科学肥料が作られました。
でも自然の土壌はもっと複雑なもの。人工的に成分の簡素化された土壌から生まれるのはやっぱり栄養分の乏しい野菜や果物たちなのです。

私たちの祖先が食べていたようなりんご一個に含まれる栄養素を取るには今スーパーに並んでいるようなりんごを2,3個食べないといけないような事態になっているわけです。

脂肪が肥満や心臓病の原因になるって嫌われ者になって、やれローファット、ノンファット食品が巷にあふれ、みんな気をつけてたはずなのに、なんでアメリカ人はいっこうに痩せないんだろうみたいな
分析も面白いと思いました。

個人的には、ほとんど加工食品のたぐいは口にしませんが、もっともっと自分の口にするものに
敏感になろうとますます思うようになりました。
季節もよくなってきたし、これからは私も新鮮な野菜を買いにできるだけファーマーズ・マーケットへ足を運びたいと思ってます。

機会があればぜひ他の作品も読んでみたいな。

0143038583The Omnivore's Dilemma: A Natural History of Four Meals
Michael Pollan
Penguin USA (P) 2007-08-28

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0375760393The Botany of Desire: A Plant'S-Eye View of the World
Michael Pollan
Random House Inc (P) 2002-05-28

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Blink

0316172324Blink: The Power Of Thinking Without Thinking
Malcolm Gladwell
Little Brown & Co (T) 2005-01

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ある新設の美術館が多額の資金で購入した古代ギリシアの彫刻。数ヶ月の科学的な調査のもと慎重に購入したこの彫刻をギリシャ考古学に詳しい専門家3人が贋作との判断を下します。

それも一瞬見ただけで。なぜ最初の数秒でその違いが分かったのか。

こんなストーリーから始まる、現在ノンフィクション部門ではベストセラーにいつも入っている本書ですが、人間の潜在意識に秘めるパワーにさまざまな角度から焦点を当てます。心理学の専門家たちがおこなった研究結果をもとに一瞬の判断力をどのように信じることができるか、もしくはいかにその落とし穴にはまってしまうかを明らかにしてくれます。

普段意識していないことだけに、人の脳の持つ不思議な能力に驚くばかり。でも言葉にはできないけれどなんとなく分かる、そういう直感というものは誰しも持ち合わせているのでしょうね。
経験と知識によってその力は効果的に使えるけれど、逆にステレオタイプな社会的偏見がそのピュアな力を縛って限定してしまう。最後にはそんな点まで指摘してあります。
自分がそう感じる、と思っていることも実際は社会的な色眼鏡に影響されていることを気づかされます。でも身の回りに存在すると思っている現実って実はすべてそうかもしれないですね...。

新刊の本は一週間期限で延長なしですが、他の本を読みながらでもちゃんと読めたのでまたまた自信がつきました!これからは新刊コーナーもチェックしたいと思います。
英語は学校の社会学の教科書レベルかそれよりやさしいかな。(て比較じゃわかりにくいですよね...)語数はごめんなさい、数えてません!さまざまな実験は身近な例が多いので意外ととっつきやすいと思います。

前作もぜひ読んでみたいので図書館で予約しておきました。
1586217453The Tipping Point: How Little Things Can Make A Big Difference
Malcolm Gladwell
Time Warner Audiobooks 2005-01

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Hazel

  • Author:Hazel
  • カナダ発 気ままな読書日記です。
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